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秋田美大が家庭に眠る古い「ホームビデオ」募集 アート作品制作で

秋田公立美術大学の事業が募集する古いホームビデオ作品例

秋田公立美術大学の事業が募集する古いホームビデオ作品例

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 秋田公立美術大学(秋田市新屋大川町)が現在、秋田市内で撮影された古い家庭用ビデオテープなどを探している。

古いホームビデオ作品の一例

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 同大学が、文化庁の「大学を活用した文化芸術推進事業」として展開するアートプロジェクト「AKIBI plus 2016」の一環。

 人々の「習慣」の変化に着目した作品の制作などに取り組む美術家の岩井優さんが、「作品の一部に古い映像を使うことで、暮らしと社会問題のリンクを浮き彫りにできるのでは」と企画した。集めた映像を基に、「秋田の日常生活の移り変わり」を表現する。

 募集するのは、秋田市内の家庭に眠る古いホームビデオテープ。「8ミリフィルム」「VHS」「Hi-8」などの規格や撮影内容は問わない。20~30本を募集し、プライバシーなどの確認を行った上で作品に使い、作品制作後は返却する。

 同プロジェクトを担当する同大学社会貢献センターの慶野結香さんは「写真と違い、映像はすぐに見られず、埋もれてしまったり、捨てられてしまったりすることもあるが、記録された家庭の風景は大切な映像資料。貸していただける場合、担当者が受け取りにうかがう対応もするので、連絡いただければ」と応募を呼び掛ける。

 応募締め切りは7月10日。問い合わせは同事務局(TEL 018-888-8478)まで。

 展覧会は8月~9月、市内で開催する予定。

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