「フォンテAKITA」(秋田市中通2)で現在、県内の個人作家50人による合同作品展が開かれている。
県内各所でアート展を開く長雄昭子さんが「個人作家に発表の場を作り、地元の交流や活性化につなげたい」と企画した同展。押し花、アートプリント、手工芸アクセサリーなどの作品約100点を展示する。
会場には、花の厚さや大きさごとに異なる方法で乾燥させることで素材が縮まないよう工夫し、絵画のように仕上げた「押し花」作品のほか、フランス語で「宝石を」意味する「ビジュー」アクセサリー、糸などが素材の「タッセル」ジュエリーなど手作りアクセサリーが並ぶ。3月12日は、「押し花はがき体験会」(14時~16時)も開く。
長雄さんは「押し花にすることで、生花からは想像できない魅力が生まれる。細かい制作作業が必要なアクセサリー類もデザインによっては2時間ほどで完成するのも手作り作品の魅力」と話す。「作品専門のインストラクターも来場する。鑑賞はもちろん制作に興味がある方は声を掛けてもらえれば」とも。
来場した女性は「近づいて見なければ押し花が素材とは気付かなかった」と作品の出来栄えに驚いていた。
開催時間は13時~19時(土曜・日曜・祝日=10時~19時)。14日のみ休館。入場無料。今月21日まで。