ロンドンのトラファルガー広場に11月15日、秋田の伝統的な農作業着姿の「おばこ娘」などをプリントした「顔ハメパネル」が登場し、多くの市民や観光客が撮影するなど注目を集めた。
同広場に「顔ハメパネル」を持ち込んだのは、秋田市内のウェブ制作会社「トラパンツ」(秋田市旭北栄町)の社員。研修旅行で現地を訪れたことに合わせ「秋田をPRしよう」と企画した。
顔の部分をくり抜いた「おばこ娘」のほか、「ナマハゲ」「秋田犬」などをプリントした高さ1.8メートル、幅2.7メートルの布製パネルを制作。同広場に広げ、行き交う市民や観光客らに声を掛けるなどして地元をアピールした。
「秋田は知らなかったが、秋田犬は知っていた」とアフリカ出身の夫婦。アメリカから訪れたという夫婦は「(顔ハメパネルは)面白いアイデア。楽しかった」と話す。
同社の奈良真専務は「当社社名にもつながる『トラ』ファルガー広場でPRできたことがうれしい。社員のいい研修にもなったのでは」とし、「イギリスの皆さんに日本の『秋田』に関心を寄せてもらえるきっかけになれば」と振り返った。