「石井漠・土方巽 国際舞踊・舞踏フェスティバル 踊る。秋田」が10月18日、始まった。
秋田市内では初めて披露され好評だった「金粉ショー」(2013年)
モダンダンスの先覚者として活躍し、紫綬褒章の第1号受章者としても知られる石井漠(ばく)と、独自の舞踏スタイル「BUTOH」を確立した世界的舞踏家・土方巽(たつみ)の2人の出身地である秋田県。「舞踊・舞踏の聖地」 として国内外に広くアピールし、将来を担う才能の発掘・育成につなげる契機にしようと地元有志が実行委員会を立ち上げ、初めて企画した。
10月18日に秋田市内で開いたシンポジウムを皮切りに、コンテンポラリーダンスグループ「イデビアン・クルー」や国内外で活躍する舞踏グループ「大駱駝艦(だいらくだかん)」の公演、大駱駝艦の我妻恵美子さんが講師を務める「舞踏ワークショップ」、県出身の舞踊家と県内ダンスカンパニーの公演「あきたダンスコレクション」など多彩に展開する。
同実行委員長の高堂裕さんは「フラメンコダンサーは、身体は自体が意志を持っているかのように自由に動き始め、呼吸も乱さずに踊り続けることができると聞く」とし、「私は踊り手ではないが、何も恐れず、苦しささえ楽しみながら、我を忘れて遊ぶことができればとの思いを込めて企画に取り組んでいる。多くの皆さまに参加いただければ」と呼び掛ける。
開催日時や会場、入場料はイベントにより異なる。詳しくはホームページで確認できる。