ロシアの国際軍楽祭「スパシカヤタワーフェスティバル」で9月5日(現地)、秋田市の夏祭りで国重要無形民俗文化財「竿燈(かんとう)」の演技が初めて披露され、モスクワ市民ら多くの観衆を魅了した。
モスクワ市民ら多くの観衆を魅了した秋田市の「竿燈(かんとう)」
例年、世界各国の軍楽隊や民族舞踊団などが一堂に会してモスクワで開かれる同軍楽祭。民間レベルでロシアとの交流を図ることなどを目的に秋田青年会議所(秋田市山王2)などで作る「あきたの魅力発信事業 in ロシア」実行委員会が企画した。
秋田商工会議所の佐野元彦副会頭が団長を務め、秋田市竿燈会や地元商工会関係者、大学生ら約60人が渡航。モスクワ「赤の広場」で竿燈演技を披露したほか、秋田県産品のPRなども併せて行われた。
「日本海に面する秋田港を有する立地を活かし、地元の文化や経済の交流、観光資源のアピールにつなげるきっかけにできれば」と秋田青年会議所の林徳彦さん。
竿燈の演技は6日・7日・8日にも行われる。