上小阿仁村の地域資源を生かした現代アート事業「KAMIKOANIプロジェクト秋田2015」の開催準備が現在、8月1日のオープニングイベントを前に進められている。
2013年に青空の下で開かれ、好評だった「金粉ショー」も復活開催
人口減が進む同村の人口は約2600人。村民の高齢化が一途をたどる反面、同村に伝わる伝統行事や伝統芸能などの歴史文化や自然環境も豊かなことから、地域住民と来場者の交流を促すことを目的に2012年から実施する同事業。
1年に1度の開催が最終年となる今年は、県内外で創作活動に取り組む美術家ら約30人が参加。村内に滞在して作品づくりに取り組んだり、村内の屋内外に作品を展示したりするほか、トークイベントやウオーキングイベント、棚田を舞台にした音楽や現代舞踏のライブなど多彩に繰り広げる。2013年に企画し好評だった「金粉ショー」も。
同事業のディレクターで金沢美術工芸大学准教授の芝山昌也さんは「今回は秋田杉を素材に使った作品など自然との融和を図った作品が目立つほか、若いアーティストの作品や記念グッズ類も充実している。夏のアートと村を楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛ける。
開催期間は8月1日~9月13日。入場無料(一部有料)。期間中、秋田駅前から無料送迎バスも運行する。乗車は予約が必要。問い合わせは上小阿仁村役場・総務課企画班(TEL 0186-77-2221)まで。