秋田公立美術大付属高等学院(秋田市新屋)の生徒による卒業作品展「明日のクリエーターたち」が現在、赤れんが郷土館(大町3)で開かれている。
今春卒業予定の3年生29人が、木材や金属工芸、インテリアやビジュアルデザインなどの専攻コースで学んだ技術を生かした美術作品を展示。
寄せ木細工をを施した引き出しの場所を入れ替えることで自由な模様を作ることができる木製の棚などの立体作品のほか、福岡県八女市の地域活性化イベント「人力車レース」の企画を通じたパンフレットなどのPRツール作品など力作が並ぶ。
金属をたたく「打ち出し」技法で、銅製ハリネズミ「はりこ」を制作した山田佳奈さんは「迫力ある刺と、かわいらしい顔つきや脚のギャップを表現した。卒業生29人がの制作課題を解釈、制作した作品を展示している。皆さんにご覧いただければ」と来場を呼び掛ける。
会場を訪れた秋田市在住の男性は「パソコンを使って合成した絵画や木工作品が印象的だった」と話していた。
開館時間は9時30分~16時30分。入館料は200円(中学生以下無料)。2月20日まで。21日から同校1・2年生の作品展も開く。