「昭和時代の遊び」がテーマの民具の展示会「You遊(ゆうゆう)展」が8月1日、秋田市にぎわい交流館あう(秋田市中通1)で始まった。秋田経済新聞などが後援。
展示品の説明をするNPO法人「油谷これくしょん」の油谷満男さん
「懐かしい遊びに触れてほしい」と、あきたまちづくり共同企業体(同)とNPO法人油谷これくしょん(金足片田)が企画した。民具収集家で同NPO理事の油谷満男さんが60年ほど掛けて集め、同NPOが所蔵するコレクション約20万点のうち、明治から昭和にかけて使われた遊具や玩具を中心に約2000点を展示する。
軍人が描かれた明治時代のメンコや、大正時代に横手市で作られた民芸品「中山人形」など珍しい資料を展示するほか、1960(昭和30)年代の漫画雑誌や1970(昭和50)年代の子ども向けパチンコ型ゲーム機などの遊具は、実際に手に取って遊ぶことができる。
油谷さんは「遊具を通じた遊びの内容は、それぞれの時代背景を反映している。昔を思い出したり、新しい発見があったりと、大人も子どもにも楽しんでいただけるのでは」と来場を呼び掛ける。
娘と孫を連れて会場を訪れた秋田市の女性は「見るだけでなく実際に触ったり動かしたりできて楽しい」と話していた。
開場時間は10時~18時(8月3日~6日は19時まで)。入場料は、一般=300円、小中高生=100円。幼児、障害者手帳所持者は無料。今月20日まで。
3日~6日、10日、11日、17日、18日には、油谷さんが展示を解説するギャラリートークも開く。開催時間は11時~11時30分、14時~14時30分。