11月1日、大型家電量販店チェーン「デンコードーMAX秋田店」が「ケーズデンキ by Denkodo 秋田中央本店」(秋田市八橋南1、TEL 018-883-0710)に名称を変更して開店し、同週の地元紙折り込みチラシには、競合各社による「他店徹底対抗」「他店オープンチラシをお持ちください」などの文字が踊った。
3階建ての同店は、これまで2階フロアの一部をブックストアとして運営していたが、リニューアルに合わせて携帯電話売り場を充実させるなど取扱商品を電化製品に特化。フロア構成も大きく見直し、売り場総面積1,850坪の県内最大規模の電化製品量販店となった。
家電量販店チェーンを展開する「ケーズホールディングス」(本社=茨城県水戸市)は、今年4月にデンコードーを子会社化。10月にデンコードーが「東北ケーズデンキ」を吸収合併し、デンコードーが東北の「ケーズデンキ」各店舗を運営する形をとりながら競合店舗の統廃合を進めており、今回の店名改称はその一環。「ケーズデンキ秋田本店」(同広面)は「秋田東本店」に改称する。これにより、秋田では最古参の電化製品量販店で長年市民に親しまれた「デンコードー」のロゴマークは姿を消した。
市内にはこれまで、「デンコードー」「ケーズデンキ」「コジマ電器」「ヤマダ電機」「YESそうご電器」「よつば電気」「ベスト電器」など7社が進出したが、業界の再編が進む中、秋田では「ケーズデンキ」「コジマ電器」「ヤマダ電機」の4社・3ブランドによる競合体制となった。
営業時間は10時~21時。