秋田県は現在、保護者との生活が困難な子どもを引き取って養育する「里親」制度の登録者を募集している。
1948(昭和23)年に厚生省(現在の厚生労働省)が始めた同制度。例年10月の「里親月間」に合わせて、同制度の認知度向上へ向けたPR活動を行い登録者を募集する。
里親希望者は、心身の健康や経済的な環境などの要件を満たすための書類審査を提出するほか、家庭訪問や研修などを受けて登録する。「里親」には、里親になるための研修の修了者が養育する形式や養子縁組する形式、祖父母や兄弟姉妹など民法上の扶養義務者が引き取る形式などがあり、希望者と子どもとの相性などについてのマッチングなども考慮される。
子育て支援課の石橋貴之さんは「本年度は、これまでに2世帯の里親が成立している。子どもへの理解や情熱のある方に応募いただき、マッチングを増やしていければ」と呼び掛ける。
問い合わせは同課(TEL 018-860-1344)まで。