国際教養大学(秋田市雄和)に通う学生グループが制作した授業評価サイト「AIU Evaluation」が現在、同大に通う学生の間で話題になっている。
学生が運営する国際教養大学・教養課程の授業評価サイト「AIU Evaluation」
入学試験の偏差値や卒業後の就職率の高さなどで全国的な注目を集める同大。社会起業家を目指す同大2年生らのグループ「isicoro」が「秋学期から一般教養課程に入る新入生の参考に」と5~6月、同大生を対象に約60の授業内容についてアンケートを実施。約150人分の回答をまとめて6月27日にサイトで発表したところ、掲載初日だけで約2500件のアクセスを集めた。
評価項目は、「授業の面白さ」「評定の厳しさ」「宿題の量」の3項目。それぞれ5段階評価するほか、「大量の宿題が出される」「頑張ればきちんと評価してくれる先生」「無駄話も多い先生だが面白い」など学生から寄せられた「授業レビュー」も掲載する。
「新入生が自分に合った授業を受けられるようにと企画した。あくまでアンケートの調査結果を数値化したものなので参考までに」と同グループの前山健大さん。サイトの立ち上げに携わった長田紘一郎さんは「学期ごとにデータを更新するなど、これからも責任を持って運営したい」と意気込みを見せる。