秋田の観光PRが目的の武将隊「後三年合戦絵詞(ごさんねんかっせんえことば)」が現在、活動を本格化させている。
現在の秋田県南地方が平安時代後期の「後三年の役」で合戦の場だったことから、昨年10月、大仙市の市民団体「ちっちゃいもの倶楽部」が結成した同武将隊。
1月に秋田空港(秋田市雄和)で観光客を出迎えたり、ナゴヤドーム(名古屋市)で2月3日~6日に開かれた「世界SAMURAIサミット」に初めて参加したりするなど、地元の観光PR活動に取り組んでいる。担当者は「名古屋のイベントでは斬新で面白いと好評だった。馬を引き連れて活動する当武将隊ならではの印象に残る観光PRをできれば」と意欲を見せる。
今後、横手市や美郷町で開かれる冬祭りに参加するほか、仙北市から横手市までを結ぶ奥羽山麓大規模農道「みずほの里ロード」を中心に観光案内などにも取り組む予定。
武将隊は現在2人で活動するが、主に秋田県南での観光案内に取り組む新メンバーも募集している。問い合わせは「ちっちゃいもの倶楽部」(TEL 050-5539-3249)まで。