クリエーターや「ものづくり」に携わる人を中心にコミュニケ-ションの場を提供するグループ「HITOHITO(ヒトヒト)」は9月23日、トークイベント「HITOHITO SHOWCASE #3(ヒトヒトショーケース)」をアートスペース「ココラボラトリー」(秋田市大町3、TEL 018-866-1559)で開催する。
3回目となる今回は、秋田のご当地ヒーロープロジェクトでデザインや周辺造形を手がける高橋大さんをゲストスピーカーに迎え、「発信のカタチ」をテーマにトークを行う。
高橋さんは「子どものころに教育テレビで見た『のっぽさんとゴンタ君』が心の師で、同プロジェクトでは周辺造形物やホームページなどを作っている」とし、「地域の活性を考えたとき、『爆発』は拡散につながるが、『爆縮』は引力になる。当日は、伝統芸能と新しい祭りに関することなど、価値の創出やローカルが人を引き込む力について考えたい」と話している。
同グループはこれまでにも、CG映像などを手がけるグラフィックアーティスト、情報デザインが専門のプランニングディレクター、ご当地ゲームの企画開発者など、主に秋田在住で取り組みがユニークな人物を招いたトークイベントを開催している。
同グループ主宰でイラストレーターの竹村育貴さんは「もともと『HITOHITO』は飲み会から始まったサークル。クリエーターやアーティストというと一般的には近寄りがたく思われがちだが、イメージ先行の『外観』にとらわれるのではなく、『ものづくりへの思い』で人の魅力が純粋につながっていく場になれば」と話している。
開催時間は18時30分~21時(開場18時)。会費1,500円(コーヒーと特製和菓子付き)。「コーヒーと和菓子のユニット・佐藤家」が、「いちじくの甘露煮・くわねいがー」を使用した会場限定の特製和菓子を振る舞う。参加には事前の予約が必要。