秋田のミュージシャンらによるストリート音楽祭「第3回ザ・パワーミュージックフロムアキタ」が9月1日~2日、秋田市大町で開催された。
イベントスペースや駐車場など大町の計9会場にステージを設けて開催する同イベントは、プロ、アマチュアを問わず、ロックやフォークミュージックのほか、ブルーグラスやフォルクローレなどのワールドミュージック、和太鼓や雅楽などの純邦楽までさまざまなジャンルのミュージシャンが参加する音楽の祭典。
今年の参加希望総数は約120組で、スケジュールやキャパシティーの関係から100組が選抜されるなど、2005年に40組からスタートして以来、年々規模を拡大している。
盆と暮れにワンマンライブをするというロックバンド「Von Clay(ボン・クレイ)」は「コピー演奏をしないのは技術がおぼつかないから。英語詩を歌わないのは英語が苦手だから」と会場を沸かせ、「オリジナル曲をつくりながら楽しくやっている」と話していた。
ポップシンガーの本城奈々さんは「今は関東にいるけれど、秋田出身の秋田育ち。この地の合唱団で学んだことは忘れられない」と地元の2人のギタリストとともにオリジナル曲などを披露した。
実行委員長の小澤宣子さんは「街が音楽であふれたら楽しいだろうなと思って始めたことだったが、街の活性化にもつながるとことを知った。このイベントがきっかけで、自分も出演したいと音楽をはじめた人もいる。そんな人たちとのつながりを大切にしたい」と話し、来場者の一人は「楽しいの一言に尽きる。こんなに活動をしている人がいることにも驚いたが、どの演奏を聞いても楽しさが伝わってくる。これからもずっと続けていってほしい」と話していた。