秋田県農業会議(秋田市山王4 TEL 018-860-3540)は現在、東日本大震災の被災者を対象に秋田県内の農業法人への就農研修生を募集している。
同会議が取り組む「震災被災者就農研修事業」の一環。事業の趣旨に賛同した秋田県内の農業法人6社が、条件を満たす希望者を研修生として雇用する。
受け入れを行うのは、花苗などを扱う「田村山林緑化農園」(三種町森岳)と「横手マッシュセンター」(横手市雄物川町)、白神あわび茸(だけ)を扱う「マッシュ・ファミリー」(三種町)、鶏卵などを扱う「秋田家禽」(秋田市山王中園町)、酪農や肉用牛などを扱う「菅与」(横手市平鹿町)、ほうれん草などを扱う「大野台グリーンファーム」(北秋田市)の6法人。
研修生の条件は、東日本大震災による災害救助法の対象地域(青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、千葉県、新潟県、長野県)の事業所に雇用されていたが、災害で離職や休廃業を余儀なくされた営業者であることなど5項目。
採用は各地のハローワークを通じて行う。賃金などの雇用条件はハローワークの求人票で掲示する。研修期間は2012年11月~2014年3月末までの3カ月以上が目安。担当の椎名一晃さんは「農業経験者はもちろん、初心者の方でも気軽に問い合わせてほしい」と応募を呼び掛ける。
締め切りは11月15日。詳しくはホームページで確認できる。問い合わせは同会議まで。