秋田市内の飲食店で現在、洋食メニュー「トルコライス」が静かなブームになっている。
カレー味のピラフやナポリタンスパゲティ、デミグラスソースをかけたトンカツなどがワンプレートに盛り合わされたメニュー「トルコライス」。盛り合わせる食材の種類に決まったスタイルはなく、ネーミングの起源にも諸説があり定説はない。発祥地は長崎市とする説が有力で、同市の食材PR団体は9月16日を「トルコライスの日」に定める。
現在、秋田市内で同メニューを提供するのは、「やちよ本店」(秋田市中通4)、「れすとらんちんくる」(中通6)など数店ほどだが、「もともと昭和の香りが漂う洋食店が好きだった」という秋田市在住の竹内松裕さんら数人が6月、同メニューの魅力を伝えようと愛好会「トルコライス部」を立ち上げた。
約10人のメンバーが中心となり、ツイッターやフェイスブックを活用するなどしながら、同メニューの魅力を発信したり、飲食店情報を交換したりしていたところ、同メニューの提供の検討を始めた市内の飲食店もあるという。
「ワンプレートで満腹感が味わえるトルコライスには、大人のお子さまランチのような楽しさがある」と竹内さん。「これからもトルコライスの魅力を伝えていければ」と話す。