独身者向け交流イベント「ときめきナイト」が7月16日、秋田市大森山動物園(秋田市浜田)を貸し切って開かれた。
「独身男女の出会いのきっかけを作りながら、動物園の魅力を若者に伝えよう」と、同実行委員会が企画した。
秋田市や横手市など県内在住の20~40代の男女計31人が参加して開かれた当日、「動物占い」の相性判断で男女4人ずつ8組にチーム分けし、サル山にエサを投げ入れてニホンザルが直接キャッチした数を競ったり、フラミンゴの前で手をつなぎながら片足立ちで「しりとり」を行ったりするなど、動物園ならではの趣向を凝らしたゲームを楽しんだ。
夕方からは、園内に併設される遊園地で立食パーティーも開かれ、フォルクローレの生演奏が行われる中、参加者は動物にちなんだクイズ大会に参加したり、秋田市内を一望できる観覧車で夜景を楽しんだりしながら交流を深めた。
「動物園に来たのは小学生以来。普段は話すことが少ない皆さんと会話しながら園内を回ることができて楽しかった」と参加した30代の男性。
同園の小松守園長は「日頃ファミリー層が多い当園にこれほどの人数の若者が一度に来園したのは初めてでは」とし、「動物を共通の話題にしながら、皆さんが打ち解けて交流を深める様子がうれしかった」とイベントを振り返る。「まち中にある要素を園内に反映させるなどして、若い世代の皆さんも楽しめる環境を作りながら当園の魅力を発信していければ」とも。
次回の同イベントは12月の開催を予定する。