家庭料理がテーマの企画展「つたえるごはん」が現在、秋田市のアートスペース「ココラボラトリー」(秋田市大町3、TEL 018-866-1559)で開かれている。
秋田のユニークな加工食品の展示販売も行う「つたえるごはん」展
同スペースのスタッフが東日本大震災直後の数日間に友人や来場者から聞いた言葉をヒントにして、スペース開設6周年も兼ねて企画した。
テーマは「家庭料理の伝承」。「最小のコミュニティーとしての家族」「日常的な創作活動としての料理」「母性」などをキーワードに、祖母から伝えられた料理などのほか、醤油ベースのシチューやインスタント食品を使ったユニークな料理まで、地元の家庭に伝わる料理30点のレシピを写真と共に紹介する。
漬物類やイチジクの甘露煮など地元の加工食品の販売も行うほか、7日はレシピの紹介者を交えた座談会も開く。
同スペースを運営する笹尾千草さんは「展示会を通じて、味だけではなく家族のストーリーも伝えられると思う。家庭や食について考える機会になれば」と話す。「座談会は料理の持ち込みも自由なので、気軽に参加いただければ」とも。
開催時間は11時~20時(7日・8日は17時まで)。入場無料。座談会は19時~20時30分。参加費1,000円。5月8日まで。