秋田市在住の似顔絵師「とらまる」さんが現在、イベント会場などで人気を集めている。
東京のデザイン関係の専門学校を卒業後、20年ほど前に帰郷したとらまるさん。「特技の人物画で人を喜ばせたい」と、愛犬の名前をペンネームに、2006年から商業施設やイベント会場などで似顔絵を描き始めた。
墨を使った和風タッチの似顔絵がユニークと評判になり、これまでに描いた人物は7,000人を超える。2009年に全国似顔絵コンテストで入賞を果たしたり、昨年11月にはラスベガスで開かれた似顔絵コンテストで描く早さの技術を競う「スピードコンテスト」部門の決勝に進出したりするなど話題に。
「お客さんの喜ぶ反応を目の前で感じられるのがうれしい。現在、地震で被災された皆さんも大変なご苦労をされている。皆さんが笑顔になれることを願いながら、似顔絵を描き続けたい」ととらまるさん。
出店会場で着用する「トラの着ぐるみ」は、「イベント出店時に軽い気持ちで着たところ、いつの間にかトレードマークになってしまい脱ぎづらくなった(笑)」。
次回は4月10日、ポートタワー・セリオン(土崎港西1)で開かれる震災チャリティーイベントに登場する。