比内地鶏加工食品などを扱う秋田味商(秋田市将軍野向山)が3月3日、「鶏塩や 比内地鶏塩スープ」を発売した。
市販される比内地鶏スープのほとんどがしょうゆベースだったことから、2年ほど前、家庭調理用商品「比内地鶏・鶏中華そば」「鶏塩スープで食べる稲庭うどん」向けに塩ベースのスープを開発した。
その後、購入者から「スープの別売はないか」などの声が多く寄せられたことから、さまざまな料理に使える万能タイプの塩スープとして別売を決めた。商品はボトル入り(260ミリリットル)の7倍濃縮タイプで、ラーメンやうどんのスープ換算で約6杯分に相当する。
大館市比内に契約農場も持つ同社の工藤真史専務は「原料の比内地鶏ガラや比内地鶏油をたっぷり使った。塩スープに深いうま味を出しながらもサッパリした後味の良質な鶏油で、比内地鶏専門店だからこそできた味」と商品に自信をみせる。
価格は525円。県内食料品店のほか、同社ホームページでも販売する。