インターネットを使った情報発信の手法などを考える勉強会が2月19日、シェアオフィス「Mag」(秋田市中通2)で開かれた。
「駅前を軸にしながら街の情報を集め、インターネットなどを使って広く伝える手法を考えよう」と、JR秋田駅前の商店街でシェアオフィスの運営などを手掛ける「スパイラル・エー」(同)が企画した。
地元のファッションやグルメ情報などを仙台市在住のクリエーターらが中心となってユニークな切り口で紹介するタウンガイドサイト「仙台デパートメント」や、クリエーター向けインタビューサイト「logue(ローグ)」などの運営にも携わる仙台経済新聞の菊地正宏編集長を講師に迎えた。
菊地さんは「専門性の高いソフトウエアの勉強会を仙台で開いたとき、奈良から参加した人もいた」ことなどを例に挙げながら、「テーマや情報内容によっては、地方から全国に発信できる」ことなどを紹介。「制作物を収入に結び付けることは、クリエーターにとって必ずしも重要ではない。日ごろの仕事では発揮しにくい自由な発想を発信できる場を設けることから、次の展開を図ることもできる」とも。
当日参加した女性は「仙台のクリエーターのクオリティーは高いが、秋田では難しいと考えずに、やれることから取り組んでいこうという意識が大切なのでは」と話していた。