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秋田・土崎のちゃんぽん店が60周年-父が残したのれん受け継ぎ

秋田市土崎「めしや」の「ちゃんぽん」

秋田市土崎「めしや」の「ちゃんぽん」

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 「ちゃんぽん」が人気メニューの「めしや」(秋田市土崎港中央1 、TEL 018-845-7240)が今年、開店60周年を迎えた。

60周年を迎えた秋田市土崎の「めしや」

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 ゆでた後に揚げて仕上げる細麺と豚骨ベースのスープ、イカや干しエビ、モヤシや玉ネギなどを炒めた具材と生タマゴのトッピングが特徴の「ちゃんぽん」(800円)。1950(昭和25)年に現店主・渡邊義樹さんの父・照夫さんが開業した。

 開業当初は多くの飲食メニューを提供していた同店。当時、豚骨スープになじみが薄かった秋田で、「長崎ちゃんぽん」をアレンジしたところ人気メニューに。1980(昭和55)年ごろから「ちゃんぽん専門店」を名乗るようになった。

 20年ほど前、照夫さんが他界したことをきっかけに「父が残したのれんを守りたい」と義樹さんが二代目店主に。かねてからの常連客に「父の味と違うと言われることもあった」ことから、「自分なりの味を追求すればいいのではとの葛藤もあった」が、「最近では父の味も自分の味もそのまま受け入れられる心持ちになった」と義樹さん。

 「のれんの重さや責任を感じるし、何よりお客さんに迷惑を掛けたくない」と、1年ほど前から、原則として取材を受けない方針で臨んでいるという。「これからも常連の皆さんや地元のお客さんを大切にしていくことができれば」と話す。

 営業時間は11時~15時、17時~21時(土曜・日曜は10時~15時、17時~20時)。月曜定休。

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