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酒どころ秋田で吟醸酵母使った地ビール発売-県立大と共同開発

秋田の地ビールメーカー「あくら」と秋田県立大学が共同開発した「あきた吟醸ビール」

秋田の地ビールメーカー「あくら」と秋田県立大学が共同開発した「あきた吟醸ビール」

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 地ビールメーカー「あくら」(秋田市大町1、TEL 018-862-1841)が11月26日、吟醸酒向け酵母を使った「あきた吟醸ビール」を発売した。

吟醸酒向け酵母を使った「あきた吟醸ビール」

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 「華やかな香りが特徴の吟醸酒の個性を生かしたビールは作れないか」と、同社と秋田県立大学生物資源科学部准教授の中沢伸重さんが4月、吟醸酵母とビール酵母を交配した「あきた吟醸麦酒酵母」を開発。特許も出願した。

 六条大麦の麦芽やホップなど秋田県産の原料にこだわりながら、新酵母を使うことで、「吟醸酒のようなフルーティーな香りのビール」の商品化に成功した。

 「温度管理などの工程も通常のビールとは異なる製法で商品化にこぎ着けた。皆さんに喜んでいただける商品に仕上がった」と同社の長谷川信醸造長。同大学・地域連携研究推進センターの佐藤幸徳さんは「地元には高い技術やユニークなアイデアも少なくない。当商品は新しい分野へのチャレンジとしての意義も大きい」と話す。

 同社直営レストランで提供するほか、県内スーパーなどで販売する。販売価格は525円(330ミリリットル)。

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