秋田の酒販店の若手経営者のグループ「酒和从（しゅわっと）」が活動を本格化させている。

　「米どころ秋田の地酒を積極的にPRしていこう」と、にかほ市で酒販店「勘六商店」を営む佐藤玲さんが今春、県内の酒販店に呼び掛けてグループを立ち上げた。

　現在、石塚商店（秋田市）、佐藤酒舗（由利本荘市）、あらかわ（五城目町）、高留酒店（横手市）、小柳商店（八郎潟町）、斉藤酒米店（大仙市）の5市2町の7店が参加する。

　佐藤さんは「秋田では現在、若手の蔵元のグループも新しい試みに取り組んでいる」とし、「私たちにできることは、秋田の地酒の市場を活性化させること。日本酒イベントの開催などを通じて業界を盛り上げていければ」と意気込む。

　同グループは現在、JR秋田駅で6月12日に開催予定の東日本大震災支援を兼ねた若者向け日本酒PRイベントの準備を進めている。詳細はブログで確認できる。