秋田県内の蔵元5社の経営者グループ「NEXT 5(ネクスト・ファイブ)」が初めて共同醸造した日本酒「ザ・ビギニング2010」が、12月24日の発売前に予約だけで3,000本を完売した。
新政酒造(秋田市大町6)、秋田醸造(同楢山登町)、栗林酒蔵(美郷町)、福禄寿酒蔵(五城目町)、山本(八峰町)の秋田県内蔵元5社の若手経営者5人が「次世代の秋田の日本酒業界を盛り上げよう」と、技術交流やPR活動などを目的に今春結成した同グループ。
「クリスマス料理にも合う軽やかな口当たりの純米吟醸の生酒」をコンセプトに、11月上旬から酒造りの主要工程を5社で分担して、初めての共同醸造酒づくりに取り組んできた。12月14日には「搾(しぼ)り」作業、20日には最終工程の「ビン詰め」も終えたが、製造した3,000本は発売前に予約だけで完売する人気ぶり。
新政酒造の佐藤祐輔専務は「クリスマスの食事にも楽しめる、軽快でおしゃれな日本酒に仕上がった。ボトルデザインも含めて検討を重ねた」と初めての共同醸造酒の仕上がりに自信をみせる。
価格は1,500円(500ミリリットル)。