オリジナルメニューの屋台販売を手掛ける「たこたんぽ本舗」(秋田市中通5、TEL 018-835-6300)が6月27日、秋田市大町で開催されたイベント会場に初出店し、あいにくの雨天の中、約200食を販売する好評ぶりを見せた。
米粉やタコを使い「きりたんぽ」のような形状に仕上げた「たこたんぽ」
しょうゆなどの調味料で味を付けたタコを、米粉を配合した薄手の生地で巻き上げ、油で揚げて仕上げる「きりたんぽ」のような形状のスナックフード「たこたんぽ」。米粉やタコのほか、ネギや鶏卵など使う素材は秋田県産にこだわった。
飲食店主を含む地元の異業種メンバー6人が中心となって、「イベント会場向け屋台料理プロジェクト」として昨年夏、実行委員会を結成。1年がかりで初出店にこぎ着けた。
初出店当日、11時の営業開始と同時に、子どもからお年寄りまで幅広い世代の男女が続々と来店。降雨の悪条件の中、1本食べ終わった少女が追加注文したり、「家族にも食べさせたい」と土産に3本購入する女性などのリピーターも現れた。
「ツイッターやブログを通じて多くの感想が寄せられている。おおむね好評」と屋台で調理も担当した高橋大さん。「初出店では課題も見えたので、屋台運営やメニューのブラッシュアップなど今後の出店に生かしたい」とも。
屋台を企画した千葉尚志さんは「もともと秋田県民献上のコンセプトで始めたが、皆さんにご来店いただいたおかげで『秋田県民御用達』になった」と初出店を振り返る。「B級グルメではなく、A級スナックフードとしてかわいがってもらえれば」と意気込む。
今後、県内イベント会場などに限定出店する。