秋田県は包括協定を結ぶ「サークルKサンクス」(東京都中央区)と「ローソン」(東京都品川区)が展開する仙台市内のコンビニ5店舗に2月1日~27日、、仙北市と由利本荘市のミニアンテナショップを開設する。
県民サービスの向上と地域の活性化を図ることなど趣旨に昨年5月・10月、両コンビニと包括協定を結んだ秋田県。「秋田型包括協定モデルの調査研究事業」の一環として行う同事業は、仙台市内のコンビニ店舗を使い、仙北市と由利本荘市(東由利地域)の特産品をワゴン販売するほか、両地域を紹介する観光パンフレットなども置き、アンテナショップとしての効果や課題について検証するもの。
販売するのは、かりんとうやおかきなどの菓子類や県産米。地元大学生が商品アイデアやパッケージデザインを手掛けた商品も販売する。2月1日には地域関係者や県内大学生がアンテナショップ設置店舗内でアンケートを実施し、事業の検証作業には、「秋田大学」「国際教養大学」「秋田県立大学」の3大学が協力する。
秋田県総合政策課の担当者は「社会実験の位置付けだが、秋田の元気のために今後につなげていければ」と話す。
仙北市のアンテナショップは、「ローソン楽天イーグルス宮城野店」「サンクス免許センター前店」「同仙台二日町店」の3店舗に、由利本荘市のアンテナショップは「ローソン仙台上杉一丁目店」「サンクス宮城野五輪店」に、それぞれ開設する。