秋田市大町と通町の両商店街振興組合対抗の「新春・夢綱引き」が1月3日に開催され、大町が2年連続の勝利を果たした。
「秋田の寒い冬を元気にしよう」と両商店街振興組合が昨年初めて企画し、大町2丁目の車道を通行止めにして行われた同イベント。「大町が勝てば無病息災、通町が勝てば商売繁盛、参加者は夢がかなう」と地元の神社に祈願した「御幣」を綱に結び、約60人が参加して行われた。
3本勝負で勝敗を決めるルールの下、1対1で迎えた3本目。行司役を務めた穂積志秋田市長の軍配が大町に上がると、大町チームからは歓声、通町チームには雪に濡れた路面にしゃがみこんで悔しがる参加者の姿も。大町のビジネスホテル「イーホテル秋田」(大町2)の吉田一彦支配人は「腰痛のため観戦するつもりだったが、思わず参加してしまった(笑)。無病息災のいい1年になれば」と喜びを語った。
綱引きのインターバルには、小雪の舞う中、獅子舞やヤートセ祭り演舞も披露。イベント最後には、地元商店からリンゴや菓子、つきたてのもちで作った汁粉も振る舞われるなど、来場者は正月の風情を楽しんだ。