秋田魁新報社(秋田市山王臨海町)は8月3日、SNSサービス「commit(こみっと)」を開設した。
秋田魁新報社・小笠原直樹社長の歓迎メッセージが出迎えるトップページ
あらかじめ会員登録したユーザー同士がインターネット上で交流しながら人間関係を作るインターネットサービスのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サイト)。新聞社が運営するものとしては、一般紙として最初にSNSを始めた佐賀新聞の「ひびの」、新潟日報の「アメカゴ」などのほか、東北では河北新報の「ふらっと」などが知られる。
同社運営SNSは、開設2日間で200人以上が会員登録。一般のSNSのように日記の更新やグループでの情報共有ができるほか、同紙記事の閲覧も可能。SNSエンジンには「OpenPNE(オープンピーネ)」を採用した。
「ミクシィなど全国区のSNSはバーチャル色が強い特徴があるのに対して、地域SNSはよりリアルな交流も可能」(スタッフの加藤卓哉さん)と、同SNSのコンセプトは「部室」。「例えば、草野球チームの皆さんが、夜間に『こみっと』を使って作戦会議などミーティングを行い、昼間は実際に集まって試合をするというような、バーチャルとリアルが近づいた形の交流スペースとして活用できると思う」(同)と、地域SNSならではの利用を提案する。
加藤さんは「SNSは生き物のようなメディア。ユーザーの皆さんに育ててもらえれば」と利用を呼び掛ける。
利用には会員登録が必要。無料。