鉛筆画家・高橋郁衣さんの個展が4月10日~12日、アートスペース「ココラボラトリー」(秋田市大町3、TEL 018-866-1559)で開催される。
「もともと画家志向があったが、絵画とは別の角度から事物を見たい」と秋田公立美術工芸短期大学で建築を学び、2005年ごろから秋田市新屋の古い町並みなどを黒色鉛筆だけで描くことに取り組んできた高橋さん。
個展は、昨年、秋田で開催された全国植樹祭に合わせて制作した世界遺産・白神山地の山並みや美郷町のゆう水群などを色鉛筆で描いたカラー作品や、自身の創作活動の軌跡をテーマにした横180センチ、縦90センチの大作など、精緻な建造物や繊細で透明感のある植物などを描いた作品13点を展示する。
高橋さんは「描くほどに上達するものと信じて描き続けている。新屋の建造物を描いた3年前からの成長の跡も見てもらえれば」と話す。
開館時間は11時~20時(12日は17時まで)。入場無料。