秋田出身で東京在住の大学生が始めたふるさと応援活動「WE LOVE AKITA」が、話題を集めている。
1月31日に開設した「WE LOVE AKITA」ホームページ
活動は、「4月から東京でサラリーマンになるが、いざ就職で東京に残ることを決めてみると、好きな故郷のために何もしていない自分に気が付いた」と話す大学4年生で同会代表の簾内貴就さんが昨年6月、友人の五十嵐和夫さんとSNS「mixi」に秋田をテーマにしたコミュニティーを開設したことがきっかけとなり始まった。
当初は「単に面白そうだからという思いつきで始めた部分もあった」(簾内さん)が、定期勉強会の開催、Tシャツの制作、秋田関連イベントの運営補助などの活動を通じ、「徐々に本気になってきた」(同)ことから、先月31日には公式ホームページも開設した。
簾内さんは「私が生まれ育った地域は携帯電波が入らないほどの田舎。人の深いつながりが魅力だが、これは他の地方でも同様で秋田に限ったことではない」とし、「秋田ならではの魅力や未来の秋田についてのイメージを定期勉強会『秋田さみっと』などを通じて掘り下げて考えられれば」と話す。
「こうしたら良いのにというアイデアまでは持っているが、実際に行動に移す人が秋田には少ないようにも感じる。秋田の魅力も不足も『人』にあると思うが、秋田を盛り上げようと真剣に考える若者も少なくない。私もゆくゆくは秋田に戻りたいので、同じ思いを持った人々との出会いを大切にしていきたい」(同)。
次回の「秋田さみっと」の詳細は未定だが、ホームページなどで告知する。