秋田魁新報社(秋田市山王臨海町)は2月2日、創刊135年を記念した「さきがけ創刊記念章」を、応用微生物学者の遠藤章さん、「白神山地のブナ原生林を守る会」理事長の鎌田孝一さん、「超神ネイガー」の2個人と1事業に贈ると発表した。
それぞれの顕彰理由について同紙は、遠藤さん=血中コレステロール値を下げる物質「スタチン」を発見し、2008年に医学賞「ラスカー賞」を受賞したこと、鎌田さん=ブナ原生林の保護活動を通じて白神山地の世界自然遺産登録にも寄与したこと、「超神ネイガー」プロジェクト=秋田に徹底的にこだわったヒーローショーなどを通じて県民に夢と勇気を与えたことを挙げる。
顕彰式は4月22日、市内のホテルで行い、顕彰状・賞牌(しょうはい)と副賞50万円を贈る。
1984年に同紙創刊110年を記念して創設した創刊記念章は、各分野の発展に貢献した個人、団体、事績を顕彰するもので、これまでに10個人、3団体、2事績に贈られている。