秋田のロックバンド「halos(ハロス)」が2月22日、新作アルバム「blue bird」をリリースする。
2005年の結成以来、これまでに2枚のアルバムをリリースした同バンドは、ピアノやオルガンのアレンジが特徴の4人組。1年ぶり3作目となる新作は、「降る夜」「暁の帰り道」「青い鳥」など5曲を収録。英語を一切使わない日本語のみの歌詞で、地元で感じた情景などを表現した。
ボーカルとギター担当の草階亮一さんは「現在はDTMを使って自宅で誰でも上質な音源を制作できるようになったが、プロとして技術を磨いたエンジニアらとの共同作業で、音源自体の良さにもこだわりたかった」と、新作の録音はビクター山中湖スタジオ(山梨県)で行った。レコーディングは「録り直しなしの一発録音」(同)で行い、ぜい肉をそぎ落とした緊張感ある作品に仕上げた。
秋田に在住しながら全国ツアーなどの音楽活動にこだわる草階さんは「昨年、アップルストア仙台での演奏後に『東京のバンドには感じられない音』という評価をもらったことがうれしかった。地元の生活で感じた情景を、音楽を通じた間接的な表現で伝えられれば」と話す。「アルバムはできるだけ大きな音で楽しんでもらえればうれしい」とも。
リリース記念ライブは、2月21日の仙台を皮切りに、下北沢、秋田、札幌、京都など全国7カ所で予定する。
アルバムは「Amazon.co.jp」と「iTunes Music Store」のほか、ライブ会場でも販売する。価格は1,500円。