NHK秋田放送局のロビー美術館「ギャラリーNHK」(秋田市山王1、TEL 018-824-8100)では5月15日より、「京野嘉奈 押花&アートクレイシルバー作品展」が開催されている。
同展では、押し花とアートクレイシルバーのインストラクターである京野嘉奈さん(本名=嘉奈子さん)と京野さんが指導する生徒の作品約50点を展示する。
「押し花絵画」は、発色の良い時期に乾燥させた花を素材とし、絵を描くようにアルミ板に貼りつけガラス板で密閉させたもの。「アートクレイシルバー」は銀を含有する水性粘土のことで、焼成することで水分が蒸発し純銀となる。粘土状のため、銀を素材としながら複雑な造形が可能な点が特徴。
動物や静物を描いた押し花絵画やアクセサリー類を中心としたアートクレイシルバー作品が並ぶ同展には県展入選作品なども含まれるが、京野さんは「見てくれた人に気に入ってもらえればいい」とし、あえて表記などはしない方針。「押し花や銀粘土といったジャンルの違うアートを同時に楽しんでもらいたい。私が大事にしている自由さと柔軟性が伝われば」と話している。
入場無料。5月31日まで。