コンビニ大手のローソンとファミリーマートの2社は10月27日、秋田県内の各店舗で、秋田銀行(秋田市山王3)と共同のATM(現金自動受払機)サービスを始めた。これで、全47都道府県に銀行共同のコンビニATMが設置されたことになる。
ATMを設置したのは、秋田県内のローソン92店舗とファミリーマート35店舗。両社と提携する秋田銀行のキャッシュカードで、両コンビニFCに設置された全国で計約11,000台のATMで入出金や残高照会が可能となる。
ローソン秋田八橋大畑店で行われたセレモニーで、秋田銀行の藤原清悦頭取は「お客様のニーズにようやく対応することができた。コンビニは生活基盤のひとつ。お客様に対する地域密着の姿勢で地方銀行とコンビニは共通」、ローソンの新浪剛史社長は「弊社は東京を中心としたコンビニではない。地域に合った商品開発・店舗づくりで地産地消に取り組みながら、秋田の特産を大消費地とつなぐことができれば」とそれぞれあいさつした。
同店を訪れた男性は「手数料がかかるが、たいした(=とても)便利だ」と話していた。