ガソリン価格の高騰などを受け秋田市が導入した「公用自転車制度」が7月31日、運用開始1カ月を迎えた。
市では秋田市職員が外回りの際などに使う公用車57台も使用しているが、移動距離にかかわらず利用されることが多く、市内のガソリン平均価格がレギュラー1リットル170円台に高騰していることなどを受けて、「効率的で経済的な交通手段」(管財課・中島さん)として、先月1日から公用自転車制度の運用を始めた。使用する自転車は市内で回収された放置自転車10 台。
運営1カ月目となる先月は、平日18日間で73人が利用し、「半径2キロ以内を目安に、主に市庁舎がある山王近辺やJR秋田駅前への移動に使われている」(同)という。中島さんは「経費節減にもなるが、排ガスの削減にもなる。自転車利用のモデルケースとして環境保全の意識が高まるきっかけになれば」と市職員に公用自転車の利用を呼びかけている。