秋田酒類製造(秋田市川元むつみ町)は7月下旬、同社が運営するフェイスブックページ「秋田SAKE会議」の編集長に読売新聞特別編集委員の橋本五郎さんを迎えた。任期は3カ月。
秋田美人が酒器に口づけするように日本酒を飲む姿を撮影した写真を掲載するなどユニークな企画も盛り込みながら、同社銘柄「高清水」を含む秋田県内の日本酒をPRすることを目的に7月1日から運営する。
より強い広報力を求め、秋田県琴丘町(現・三種町)出身の橋本さんに同ページの編集長就任を打診。「友達はもういっぱいいるから(笑)」とフェイスブックなどのSNSを使っていない橋本さんだが、「秋田の日本酒を全国に広く紹介する一助になれば」と引き受けた。
同社内で初めて開かれた会議では、担当者が、季節感を織り込んだ県内の風物や消費者が見ることの少ない社内の様子を写真と文章で公開することなどを説明。橋本さんは、「他県と比べた秋田の日本酒の特徴」や「複数の蔵元が統合してできた同社360年の歴史」など読者の視点からアイデアを提案したほか、「(写真で)人間臭さを伝えることが読者の感動につながること」などを指摘した。