比内地鶏加工食品などの製造・販売を手掛ける秋田味商(潟上市)は6月上旬、高級和食店「日本料理たかむら」(秋田市大町1)と共同開発した贈答向け商品「たかむらギフト」を発売する。
秋田市の「日本料理たかむら」が初めて贈答向けに開発した「比内地鶏おこわ」
料理人の高村宏樹さんが経営し、県内外の美食家が通う高級料理店として全国的に知られる同店。「これまで贈答向け商品の開発案件は全て断ってきたが、同社の料理に対する姿勢に共感した」ことから初めて商品化に協力した。
発売するのは、「比内地鶏おこわ」と「幽庵地漬け・吟醸粕(かす)漬け」(以上、5,400円)の2点。比内地鶏やもち米、酒粕など秋田県産食材を使うことにこだわった。
同社の工藤真史社長は「料理法から使う水の品質まで高村さんに細かな指示を受けて製造した。キリタンポなど冬場に使われることが多い比内地鶏だが、夏場でもおいしく食べてもらえる商品に仕上がったのでは」と自信を見せる。
首都圏の百貨店などで販売する。