県産食材を使った加工食品の開発などを手掛ける「あきた食彩プロデュース」(秋田市中通5、TEL 018-836-4931)は4月下旬、漬物の贈答用セット商品「恋小町」シリーズを発売した。
「贈答品として高い付加価値が浸透する京都の文化に倣い、京漬物と秋田の漬物のコラボ商品を」と商品開発に京都のアドバイザーを迎え、同社と県内の漬物業者2社が開発した。
発売したのは、薫製・乾燥させたダイコンの漬物「いぶりがっこ」、湯沢市の伝統野菜を使った「ちょろぎ贅沢(ぜいたく)漬け」、県産あきたこまちが原料の甘酒を使って漬けた「大根なた漬け」の3点セット(2,160円)と、「香菊の山吹漬け」「胡瓜(きゅうり)と山ごぼうの小筒漬け」などを加えた6点セット(3,780円)の2種類。
同社担当者は「秋田の伝統漬物にひと手間加えた商品として開発した。京漬物は塩分が控えめであることも人気の要素。秋田でも健康志向の食品としての文化を醸成していければ」と話す。
秋田駅ビル・トピコ(中通7)、あきた県産品プラザ(中通2)などで販売する。