秋田を中心に活動する6人のピアニストと6台のピアノによる「ピアノフェスティバル」が11月23日、アトリオン音楽ホール(秋田市中通2、TEL 018-836-7803)で開催される。
700人のホールが満席となる盛況ぶりを見せた昨年に続き今年で4回目を迎える同コンサートは、秋田大学教育文学部の准教授でピアニストの斎藤洋さんがプロデュースを手がける。世界的名器の「スタインウェイ」や8オクターブを弾くことができる「ベーゼンドルファー」など、同ホールに設置された6台のピアノをピアノ教室主宰者などいずれも県内を中心に活動するピアニスト6人が操る。
演奏曲目は、クラシックの名曲中心で、ブラームスの「ハンガリー舞曲集」やショパンの「小犬のワルツ」の聴き比べのほか、ピアノ4台によるミヨーの「パリ」などで、同コンサートのために作曲家の四反田素幸さんが編曲したハチャトゥリアンの「剣の舞」は6台のピアノで演奏する。
イベントを担当する藤原さんは「音楽学校の講師やピアノ教室の主宰者は、生徒による発表会やリサイタルの場で演奏することはあっても、アーティストとしての表現の場が少ないことから、斎藤さんの要望により企画が実現した。多くの人にピアノの演奏を楽しんでもらえれば」と話している。
13時30分開場、14時開演。入場料は1,500円。