プロジェクションマッピング・ショー「秋田幻燈夜(げんとうや)~イマジナル・マッピング・ナイト」が10月12日、秋田県立美術館前・にぎわい広場(秋田市中通1)で始まり、多くの来場者でにぎわいを見せた。
建造物や自然物などの立体物にプロジェクターで映像を投影することで、動かないはずの物体を動いたり変形したりしているように見せるアートの表現手法「プロジェクションマッピング」。
アートを使った秋田市中心市街地の活性化活動に官民で取り組む「あきたアートプロジェクト」の一環として、東北で開かれるショーとしては最大級の投影サイズで企画した。
昨年に続き2回目となる今年は、同プロジェクトのテーマ「時層の旅人」にちなみ、3DCG制作会社・ゼロニウム(山王6)が秋田の歴史や伝統などをモチーフに映像を制作。仁賀保高校情報メディア科の生徒も制作に参加したほか、7月に開いたワークショップで市民が作った粘土を使ったアニメーションも盛り込み、スクリーンに見立てた同美術館の横50メートル・縦9メートルの外壁に上映した。
映像に合わせる音楽は、来年県内で開催予定の国民文化祭でテーマソングも手掛ける仙北市出身の音楽プロデューサー・ha-j(ハージェイ)さん。地元ダンサーらもダンスパフォーマンスも披露するなどし、来場者を楽しませた。
上映時間は18時~20時。1日4回上映予定。10月13日まで。