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秋田市のバー「レッドハウス」が10周年-まちづくり有志をつなぐ

10周年を迎えた秋田市のバー「Redhouse」を経営する芳賀洋介さん

10周年を迎えた秋田市のバー「Redhouse」を経営する芳賀洋介さん

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 秋田市仲小路商店街にあるバー「Redhouse(レッドハウス)」(秋田市中通2、TEL 018-836-0588)が9月17日、開業10周年を迎えた。

秋田市仲小路商店街のバー「Redhouse(レッドハウス)」店内

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 約18坪の店内にカウンター5席、4~8人向けテーブル席16席のほか、ライブ演奏スペースも設ける同店。2003年、同エリアで飲食店などを営業していた幼なじみの勧めもあり、秋田市在住の芳賀洋介さんが音楽演奏や美術作品の展示もできるバーとして開業した。

 濃い茶色に統一し、木材を多用した内装は3カ月掛けて自身で手掛けた。「音楽とアートを軸にしたまちづくりの拠点に」との思いを込めた店名は、19世紀に美術工芸運動を主導したイギリスの詩人でデザイナーのウィリアム・モリス初期の建築作品名から。

 県内外で活動するミュージシャンがライブ演奏を披露したり、美術家が展示会を開いたりするほか、社会活動家らが地域活性化をテーマにしたトークショーを開くなど、イベント会場としても利用されてきた同店。中通1丁目の元遊休地や千秋公園を会場に開く野外ジャズフェスティバルの実行委員会も同店から生まれた。

 一時、同店で働くバーテンダーの男性に営業権を譲って経営から退いたこともあるが、2010年5月、男性が同店を去ることに合わせ、芳賀さんが再度、営業を引き継いだ。

 ビール(500円~)やカクテル(600円~)、秋田の地酒(500円~)などドリンク類のほか、芳賀さんが五城目町で自家栽培する野菜を使ったピザやカレーライス(以上1,000円)、野菜スティック(600円)などを提供する。

 芳賀さんは「さまざまな分野で活躍する多くの皆さんと出会うことができたことに感謝している」と10年を振り返る。今後については、「外国人客が多いのも当店の特徴。国際交流の場としても提案していくことができれば」と話す。

 営業時間は20時~翌1時。日曜・月曜定休。

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