ワカサギのつくだ煮にチョコレートをかけた「わかチョコ」のバレンタインデー向け商品が2月4日、発売された。
「愛のカルシウム」とのメッセージもユニークなチョコがけワカサギのつくだ煮
1932(昭和7)年創業の老舗つくだ煮店・佐藤食品(潟上市)が販売する同商品。若年世代でつくだ煮の消費量が低迷する中、「『おかず』から『おやつ』へ発想の転換を」と2011年2月、地元の八朗潟で漁獲されるワカサギのつくだ煮にチョコレートをかけた商品を発売したところ、大手ネットショッピングモールの「佃煮部門」で売り上げ1位を記録する人気商品に。
その後、ワカサギの調理法の研究を重ね、カカオの風味が強いチョコレートを使うなどの改良を加え、社内で検討を重ねたという黒地に赤いハートマークをあしらったパッケージには、「愛のカルシウム」とのメッセージも添えた。
同社工場長の佐藤賢一さんは「当初はいたずら心で開発を始めたが、本格的なチョコつくだ煮に仕上がった。カリカリに揚げたワカサギの食感とグレードを上げたチョコの風味を楽しんでいただけるのでは」と自信を見せる。「バレンタイン向け商品だが、本命の人へのプレゼントには向かない(笑)。職場や家庭で楽しんでいただければ」とも。
価格は500円(50グラム入り)。同店のほか、県内の道の駅などで販売する。