秋田県産の酒類や麹など発酵食品文化のPRイベント「秋田醸しまつり」が10月8日、JR秋田駅前のイベント広場など2会場で開かれ、多くの日本酒ファンらでにぎわいを見せた。
多くの来場者でにぎわいを見せた「秋田醸しまつり」アルヴェ会場
秋田青年会議所(山王2)が県内の酒蔵などに呼び掛けて開く同イベントは、昨年に続き2回目。昨年好評だったことを受け、秋田拠点センター・アルヴェ(秋田市東通仲町)のほかアゴラ広場(中通2)も会場に加え、規模を拡大して開いた。
県内の酒蔵40社が参加して開かれた当日。約100銘柄の試飲などができる日本酒ブースをはじめ、地ビールや地ワイン、みそや麹など発酵食品を使った創作発酵料理を提供するブース、酒かすを使った焼き菓子など関連商品を扱うブースのほか、ご当地屋台も出店。両会場合わせ、昨年の4000人を大きく上回る約1万人が地酒の飲み比べを楽しんだり、「キノコの塩麹ソテー」「豆腐のみそ漬け」などの創作料理に舌鼓を打ったりした。
「酒蔵の皆さんの話を聞きながら地酒を飲めるのが楽しい」と来場した男性。同実行委員会の阿部隆志さんは「発酵食品文化は秋田の宝。皆さんに楽しんでいただきながら、地元の文化に対する誇りや希望も発信できたのでは」とイベントを振り返った。