秋田県内の起業家らのグループが5月1日、NPO法人「switch on!(スイッチ・オン)」(秋田市中通4)を設立した。
秋田市内で人材紹介業を営む成田健さんが発起人となり、不動産業や飲食業などを手掛ける県内の経営者14人で立ち上げた同NPO。講演会や勉強会などを通じて、起業を目指す若者の育成や若手経営者のネットワーク化支援などに取り組む。
大学進学のため上京したが8年ほど前に帰郷し起業した成田さん。人との出会いを通じて「やる気のスイッチが入った」という自身の体験から、「働くことや自分の生き方、地元のことを一生懸命に考える若者の力になりたい」と5年ほど前からグループの立ち上げを検討してきた。
5月1日には大館市内の中学校で夢の実現をテーマに講演を行った成田さん。「マイナス思考になりがちな県民性の改革を図ることも必要」とし、「やる気のある若者が増えることで地域は活性化していくはず。学校教育ではできないような支援を継続していければ」と意欲を見せる。