東日本大震災復興支援イベント「千の声を届けよう。from AKITA」が3月11日、大町イベント広場(秋田市大町4)で開かれ、市民約1000人が被災地復興を祈念した大合唱を行った。
14時46分、太平洋側へ向けて黙とうを捧げる約1000人の市民
震災後、気仙沼でボランティア活動などに取り組んだ秋田大学1年生の佐藤春華さんら有志が呼び掛け人となり、地元商店街振興組合などが協力して開かれた同イベント。
時おり小雨の降る中、会場に集まった市民は約1000人。14時46分に太平洋側へ向けて黙とうを捧げた後、地元アマチュアミュージシャンら約20人のギターやキーボードの演奏に合わせ、坂本九さんの名曲「上を向いて歩こう」を合唱。「頑張ろう東北」との掛け声も送った。
「これほど多くの皆さんに集まっていただいたことに感謝している」と佐藤さん。合唱に参加した男性は「復興はまだこれから。今後、一人ひとりができることに取り組むことで復興につなげられば」とイベントを振り返った。
インターネット中継した当日の様子は後日、動画配信も予定する。