写真家と舞踏家の共同企画「Akita⇔Body 秋田の持つ身体性についての考察」が9月7日~9日、アートスペース「ココラボラトリー」」(秋田市大町3、TEL 018-866-1559)で開催される。
同企画は、「身体性」をテーマに秋田を考察しようとする試みで、写真家・谷口雅彦☆さんの写真展「肉体と日本」と、舞踏家・工藤丈輝さんの「ソロ舞踏公演」を同時開催するもの。
今回の展示作品は「私と工藤さんが写真家・舞踏家としてチャレンジ期間だった10年前に撮影した実験的なもの。当時は私たち自身がその作品価値を評価できなかったため、これまで公開しないできたが、身体や人間そのものの『美を超越した記録』としての答えが見えた」(谷口さん)ことから、今回の企画展の開催を決めた。
同企画を主宰する秋田在住の舞踏家・山本郁子さんは「秋田は『暗黒舞踏』という新しい舞踊形式を確立した土方巽を生んだ地で、土方は表現手法のジャンルを超えて様々な芸術家たちに影響を与えたが、秋田ではこれに触れる機会が少ない。秋田と舞踏の関係を絶やさないよう企画した」と話している。
谷口さんの写真展は9月7日~9日=11時~20時。入場無料。工藤丈輝さんの舞踏公演は、9月8日=18時~(2,500円)、9日=13時30分~、同=18時~(2,000円)で、8日は公演後にパーティーも。公演の予約はサイトから。