2014年に秋田県で開催予定の「国民文化祭」に合わせ、文化芸術活動の機運を高めようと秋田県は8月27日、「あきた文化ルネサンス宣言」を行う。
「地域文化の再確認と新たな文化を創造するための元年」と位置付け、佐竹敬久知事が「宣言」を行うフォーラムを「アトリオン」(中通2)で開き、十文字町で開かれる映画祭ゆかりの俳優・永島敏行さんが「映画と秋田」を演題に講演を行う。ボーイソプラノの三浦央典さんやジャズフリューゲルホルン奏者の土濃塚隆一郎さん、民謡歌手の浅野江里子さん、和楽器の兄弟ユニット「安藤兄弟」ら県出身ミュージシャンが特別ライブも開く。
宣言に基づく初年度の取り組みとして、100組以上述べ500人を超える県にゆかりのプロやアマチュアミュージシャンが9月3日・4日、秋田市中心街地全域で屋外音楽祭を開くほか、同日、市内の施設を活用したアートフェスティバルなど多彩に繰り広げる。JR秋田駅前の商業施設「フォンテAKITA」(中通2)内に「国民文化祭サテライトセンター」も開設予定。
県民文化政策課の担当者は「国指定の重要無形民俗文化財数16件は全国最多。民謡の全国大会も盛んに開かれるなど、秋田には全国に誇る『文化力』がある。文化の持つ力を再確認しながら、県民の皆さんと一緒に盛り上げていきたい」と意欲を見せる。
詳細はホームページで確認できる。問い合わせは県民文化政策課(TEL 018-860-1530)まで。