カフェの経営などがテーマの勉強会「アルカポット(旧・秋田カフェ倍増計画)」(秋田市楢山登町、TEL 018-853-4960)が5月18日、一つの店を複数の店主が交代で営業するシェア形式のカフェ「Wanna be cafe(ワナビーカフェ)」をオープンする。
同勉強会主宰の佐々木卓さんが中心となり企画した同店。「カフェの開業希望者が開店にこぎ着けるまでには初期投資がハードルになることが多い。そこをクリアしたかった」と、家賃や光熱費、設備を共有して運営する店舗を考案、店主希望者や店舗地を募集してきた。
知人を通じて交渉し、5月移転予定のレストラン「クリスタルガーデン」(中通5)の店舗を確保。食器やテーブルなどの設備を受け継ぐことでハード面での初期投資を抑え、3カ月間の期間限定で開店を決めた。
「フリーペーパー『pot』を使ったPRなども含めて、店主を全面的にサポートするのが『アルカポット』の役割」と佐々木さん。開店の店舗運営の資金面でのサポートとして、ファンド設立も視野に入れているという。
「シェアカフェは店主たちの経験値を上げるためのもの。現実を見ながら理想のカフェを模索して、いずれは秋田で実現してくれれば」と話す。「店主は現在3組決まっている。7組まで応募可能なので、興味があればぜひ連絡してほしい」とも。