秋田市と秋田公立美術大学(秋田市新屋大川町)が8月22日~9月13日、ガラス工芸がテーマの「秋田のガラス・プロジェクト 第1弾」を行う。
「秋田ガラス・プロジェクト with 第11回あきたガラスフェスタ2015」チラシ
同大で「吹きガラス」を専門に教える小牟禮尊人教授が、「地元のガラス文化を醸成すること」などを目的に2005年から例年開く「あきたガラスフェスタ開催実行委員会」が協力し、国内外で活躍するガラス作家らの作品展示会や制作現場の見学会、制作体験会などを企画した。2016年2月まで4回に分けて開く。
夏休みに合わせて開く1回目は、自由な形を描いたスケッチを基に制作する「吹きガラス」の制作体験会を中学生以上を対象に開くほか、1960年代にアメリカで興った「ガラスアートムーブメント」を初めて国内に紹介し、現在、新島(東京都新島村)特産の石を原料にガラス作品の制作に取り組む野田收(おさむ)さんと妻の由美子さんを講師に招いた講演会と制作現場の見学会を開く。同大卒業生の作品を含む作品展示販売会も。
小牟禮教授は「手作りされるガラス作品を身近に感じてもらえる機会を用意することで、地域の皆さんにガラスの魅力を伝えたい。当事業を通じて、当大卒業生らが作家として活躍できる文化を育てるための一役を担うことができれば」と話す。
制作体験会は8月22日・23日、参加費3,000円。申し込み締め切りは8月11日。講演会は同29日10時~11時30分。公開制作は29日=13時~17時、30日=10時~17時。参加無料。作品展示販売会は秋田贔屓(大町1)で8月29日~9月13日。営業時間は10時~18時30分。水曜定休。問い合わせは秋田贔屓(TEL 018-853-7470)まで。